4.BBで上昇トレンドの小休止を取る(行き過ぎた値動きの反動を取る)


【4.BBで上昇トレンドの小休止を取る(行き過ぎた値動きの反動を取る)】
・3.との違いは、3.は上昇が期待できる銘柄でありながら、なかなか上昇が始まらないどころか僅か数日で急激に下落した相場を上昇トレンドの絶好の買い場と捉えて買い玉を建てる戦略だったのに対して、こちらは上昇相場の小休止の局面において上昇トレンドとは逆方向のポジションを取るという点です。共通点はどちらも「エッジを狙う」という点です。
・エッジを狙う習慣を身につければ「待つ姿勢」が生まれ成功率が高まります。勢いのある上昇相場はBB幅を拡大させながら上昇していきます。ならば逆に、BB幅が前日比ゼロもしくはマイナスに変わった地点を基調変化と捉えて売り仕掛けるという発想がここでのポイントとなります。初心者はここでは買い玉を売却決済するだけに留めておきましょう。
・この「上昇相場の小休止を取る」には、まずBBの拡大停止→縮小を見ます。BBの拡大を伴って上昇してきた相場を逆張りするわけですから相場は基本的には「強い」のです。早まってまだ拡大中の相場に捕まってしまうと株価はさらに上昇して大きな損失が発生します。チャートばかり見つめていると、どうしても自分に都合の良い妄想が働いてしまうので、具体的に数値を算出した方が良いでしょう。(BB上限値-BB下限値)でBB幅を日々観察すれば、前日比プラスで推移していたBB幅がマイナスに転じた地点を容易に知ることができます。
・仕掛けるポイントは、下落とほぼ同じタイミングでMACDも売りサインを示すか、MACDが売りサインのまま推移している中でBB幅が収縮し始めた後の戻り高値などを狙います。その上昇にはかつてのようなBBの天井を突き破ってBB幅を拡大させながら上昇する勢いはもうありません。勢いが無いことを確認して下へ落ちていく相場に仕掛けるイメージです。
・トレンドの小休止を取ると言っても相場によってはここまでの上げ幅を完全にかき消すほどの下落に転じる場合もあります。上昇第1波は往々にして上昇開始地点まで下げるからです。しかし、これまでBB拡大を伴って上昇してきた相場を軽く見てはいけません。一旦動意づいた相場は非常に怖いのです。BB拡大が停止したから試しに売り玉を建ててみるという話であって基本的に相場は強い(強かった)ことを念頭に置いて仕掛けましょう。
・トレンドのある相場をトレンド方向に建てる場合のようなワクワク感はありません。むしろヒヤヒヤした相場になることが多々あります。「上値覚えの買い」が入りやすく日中は勢いよく上昇する陽線の日々を繰り返しながら下落することもあります。狙う銘柄は勢いよく上昇してきた銘柄が良いでしょう。人気の下駄を履かされてきた分下落に転じた際に値幅を取れる可能性があります。
・基本的に強い相場だったから上がってきた訳で、軽く休んだ後暴騰することもあります。MACDと組み合わせて自分をコントロールしていきます。また、元々弱い銘柄が日経平均に釣られて上げてきた銘柄も狙い目となります。
・BB100に近いところでMACDが売りシグナルを出しそうならエントリー。目論見通りMACDが売りクロスしたら下落1日目が第1回目の買い戻しポイントとなります。「こんなに早く手仕舞い?」と思うかもしれませんが、トレンドに逆行した動きは最大で2波(第3波)までです。下落第1波で手仕舞って次の下落は「買い場を検討する」のもありでしょう。クロスした当日は大引けまで終始弱く、安心して利食えることでしょう。上昇ラリー第5波のてっぺんで売り玉がもし入ればつるべ落としを取ることができ、短期間で大きな利益が発生します。
・しかし、ここで言うBB拡大の小休止で仕掛けるとは、それは行き過ぎ相場の修正を狙うのであって、決して最初から息の長い売り相場が始まったと思わないことが肝要です。その後もまだ下げそうかどうかは日々のMACDなどで判断していきます。
・「下げる」と思った相場が再び上昇してMACDが買いクロスしたらすぐに買い手仕舞って逃げなければなりません。相場はダマシで終わるとエネルギーが爆発します。逃げ遅れると、今度は売り玉を握り締めたまま新高値更新を目指して爆騰する可能性すらあります。買い一色のS高に捕まると買い戻し注文が入らなくなる恐れさえありますので注意しましょう。複数の建て玉が3日連続S高に捕まると軍資金を失います。
・昔、パラジウム相場で買われ過ぎ=全限月ともBB100%超の日々が出続けたことがありました。売っても売っても上がる相場はやがて最終第5波を連続S高という形で迎え、売り方が買い戻し決済不能のまま青天井に突き上げて相場は終わりました。やがて「パラジウム裁判」という言葉を耳にするようになりました。決済意思を示し続けた売り方が決済できなかったのは取引所の仕組み(操作)に問題ありとして訴えたのでした。パラジウム裁判・・今でも悲しい響きがあります。商品先物業界全体に大きなマイナスイメージを植えつけてしまいました。このように、オバケ相場を前にした時「BBの行き過ぎ」は指標としてエッジを示さないということを肝に銘じておかねばなりません。欲張ってはいけません。たった1枚でも天井を取ったら威張ってください。天井近辺はボラティリティが高い上、証拠金も増加しているので大底を取るよりはるかに難易度が高いのです。パラジウムは天井をつけた後買われ過ぎから暴落しました。相場は天井をつけるまで上げて、天井をつけたら下げるのです。天井をつけた後のBB縮小している中での上昇を取る、小休止を取る、欲張らない、ということ。その上昇が再び天井を突き抜けるとき、天井でなかった訳ですから損切り決済しましょう。

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